新築の建売住宅購入で200万円値引きした方法|交渉体験談と値引きタイミングを詳しく解説

新築建売住宅の値引き方法

この記事では、新築の建売住宅を購入するときに「200万円値引きした方法」を紹介します!

基本的に新築の建売住宅って値引きはしてくれません。

だって、ハウスメーカーが「この場所に住宅を建てれば売れるだろう!」という見通しがあるからこそ、身銭を切って土地を購入し建物を建てているんですよ。

だから、基本的に値引きは無しです。

でも、新築の建売住宅でも値引きができる条件(タイミング)があるんです。

では、実際にわたしが「新築の建売住宅を200万円値引きした方法」について、これから詳しくお伝えをしていきますね。

値引き交渉の前に知っておくべき建売住宅のカラクリ

新築の建売住宅は完成後一年以内に必ず売り切りたい

建売住宅メーカーの考え

建売住宅メーカーの考え

新築物件は完成後一年経過してしまうと「未入居物件(中古扱い)」となり、新築として売出しができなくなります。

まず、新築として売り出せないので住宅品質確保法の瑕疵担保期間10年の義務化がなくなります。

住宅品質確保法とは?

正式名称は「住宅の品質確保の促進等に関する法律(住宅品質確保法)」です。

住宅品質確保法は、次の2つが大きな柱になっています。

  1. 新築住宅における瑕疵担保期間の10年の義務化
  2. 住宅性能表示制度(新築住宅・既存住宅)(任意)

新築住宅の「構造耐力上主要な部分」及び「雨水の浸入を防止する部分」の契約不適合(瑕疵)について、売り主は、買い主に住宅を引き渡した時から10年間、瑕疵担保責任を負わなければいけない。

参考:消費者庁

だから、売り主側は申し訳程度で「何か問題があれば2年間は責任を持ちますよ!」なんて契約で売ることが一般的です。

誰も住んでいない物件とはいえ、買う前から中古物件ってイヤですよね。

私たち買い主にしても「1年以上も売れ残ってるなんて絶対ヤバイ物件だよ」と購買意欲はなくなっちゃいますよ。

ケンタ
売れ残り物件は警戒しちゃうよ
ツマ
何か問題があるから売れ残ってると思うわよね

従って、建売住宅メーカーは新築後1年間の内に売却をしたいんです。

新築建売住宅の値引き決定権は売り主が持っている

新築建売住宅の値引き交渉

新築建売住宅の値引き交渉

新築の建売住宅を値引きするかどうかは「売り主(建売住宅メーカー)」の判断です。

  • 不動産業者を仲介している場合は、不動産業者の担当が売り主と交渉
  • 不動産業者を介さず直接販売している場合は、あなたが直接売り主と交渉

不動産業者を介していようが・いまいが、値引きするの売り主です。

新築建売住宅の値引きタイミング

新築建売住宅の値引きタイミング

新築建売住宅の値引きタイミング

もしも、あなたの近くで新築建売住宅が販売されている場合、住宅価格を確認してみてください。

更地の状態から、家を建て始め、完成後数ヶ月で売れるまでに何度か値引きタイミングがあります。

新築建売住宅の値引きタイミング例

施工開始時に2600万で売り出されている物件の値引きタイミング例です。

  • 施工段階(未完成):2600万円
  • 施工完了(家完成):2500万円
  • 完成から2、3ヶ月経過:2400万円
  • 完成から6、7ヶ月経過:2300万円

ただし、人気が高い地域の建売住宅の場合、施工段階から引き合いがあり家が完成する頃には売り切れることもあります。

新築の建売住宅購入で200万円値引きした方法

私が購入した建売住宅のスペックはこちら

私が購入した建売住宅のスペックは以下になります。

  • 大手パワービルダーが売り主
  • 街の中心部から比較的離れている閑静な住宅地に建てられた10棟の建売住宅
  • 私が購入を検討した時点で、新築住宅完成してから約1ヶ月が経過
  • 10棟ある建売住宅のうち、売約済みは3棟のみ
ケンタ
今考えれば値引きをするにはベストタイミングだったね

3月(決算期)までに購入したいことを不動産業者に伝える

数ある建売住宅の中で、立地条件や価格帯がドンピシャで私の希望に当てはまっていたので、何回か通って7棟ある建売住宅の内部を見せてもらいました。

ちなみに、私が購入を検討した建売住宅は当時2500万円で売りに出されていました。

そして、不動産業者の担当に「3月までには購入したい」ことと「少し予算をオーバーしている」旨を直接伝えました。

ケンタ
建売住宅メーカーの決算期(3月)に合わせて値引きを狙ってます

不動産業者の担当者は、値引きの決定権を持っていないので「今すぐ◯◯◯(売り主)に確認致します」と電話を掛けてくれました。

その電話にて「本日、購入申込書を書いて頂ければ200万円の値引きが可能です」と売り主から値引きの承諾をもらいました。

当時、2500万円で売りに出されていた物件を200万円値引きして2300万円で購入することができました。

諸経費を含めた詳しい支払い金額はこちら

頭金なしなら諸費用分の自己資金が必要_アイキャッチ【実体験】新築の建売住宅を購入するといくら諸費用が掛かるのか?実際に掛かった費用を公開!
ケンタ
実際、値引き交渉らしいことはしてないですね

その後、3月中には立会いを済ませ、銀行でのローン決済を行い無事に新築建売住宅を購入することができました。

値引きするコツは購入タイミングが一番大事

建売住宅の値引き決定権を握っているのは、どこまでいっても「売り主」です。

言葉巧みに交渉テクニックでなんとか値引きしようと思っても不可能なことは認識してください。

  • 当初の予定よりも売れ行きが不調
  • 決算期までになんとしても売りたい
  • 1棟でも売約して、その後の売れ行きに弾みを付けたい

売り主が「よし!値下げをしよう」と思う状況じゃないと値引きはされないんです。

だから、新築の建売住宅を値引きしたいと考えている方は「購入タイミング」を見計らってください。

  • あと少しで完成しそうだから、もうちょっと待ってみよう
  • 購入するタイミングを決算期に合わせてみよう

まとめ

この記事では「新築の建売住宅購入で200万円値引きした方法」を紹介しました。

値引きを行うために言葉巧みな交渉テクニックは必要ではなく、大切なことは「購入するタイミング」だけです。

ケンタ
タイミングがドンピシャ合えば、最大限の値引きが引き出せるよね

まずは「建売住宅のカラクリ」を理解し、売り主が値引きをせざるを得ないタイミングに合わせて購入することで最大限の値引きをひきだすことができます。

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