この記事では、「オール電化の新築一戸建てに住んでみた感想」を紹介します!
私がアパート暮らしのときは「オール電化住宅ってどうなの?良いの?悪いの?」と全く想像も付きませんでした。
- 電気代が高くなる
- 初期費用が高い
- 災害のときに困る
と、いろいろデメリットもあるってことぐらいしか分かっていませんでした。
でも、実際にオール電化住宅に住んでみるとデメリットよりもメリットの方が多かったんです。
これから詳しく「オール電化住宅に住んでみた本音」を伝えていきます。
オール電化住宅にしようかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。
この記事の目次
オール電化の新築一戸建てに住んでみた感想
- IHクッキングヒーター:ビルトインタイプ3口 HT-K6S(HITACHI)
- エコキュート:屋外設置型 HE-NS37JQS(Panasonic)
その他、追加設備は無し。出費を抑え必要最低限のオール電化住宅仕様にしました。
オール電化にするための購入・設置費用は約35万円。
ガス代が掛からないので光熱費が安くなった
一戸建てに住むと光熱費はアパート暮らしより高くなるって思いますよね?
実際は、一戸建てに住み始めて光熱費は安くなりました。
- 私(会社員)、妻(パート)、長男(小学生)、次男(幼児)の4人家族
- アパート暮らしのときは「プロパンガス」を使用
- お風呂は毎日湯船に浸かりたい派
- 料理もなるべく自炊したい派
- 一戸建てに引越してから、特に節約に対する意識が変わった訳ではない
なぜ光熱費が安くなったか?理由は簡単です。
アパート暮らしのときは、都市ガス対象地域じゃなかったので「プロパンガス」を使用していました。
しかし、プロパンガスの料金は非常に高いんです。
- 浴槽にお湯を張る
- シャワーを浴びる
- ガスコンロで料理をする
アパートと一戸建ての光熱費比較
光熱費 | 電気代 | ガス代 | 水道代 | 合計 |
---|---|---|---|---|
アパート | 約5,000円 | 約17,000円 | 約4,000円 | 約26,000円 |
一戸建て | 約13,000円 | 0円 | 約4,500円 | 約17,500円 |
アパートと一戸建てでの光熱費を比較すると、一戸建ての方が毎月8500円も安くなっています。
私は、毎日お風呂に入りたいし、料理も自炊したいのでアパート暮らしのときは、ガス代が冬場で2万円を超えることもありました。
IHクッキングヒーターは掃除がメッチャ楽で火を使わないから安心
ガスコンロ周りの掃除って大変ですよね?
- ギトギトにこびりついた油汚れ
- 掃除がしにくい構造(五徳[ごとく])
- 一旦汚れると掃除する気持ちが無くなってしまう
しかし、IHクッキングヒーターを使ってみるとガスコンロにあった鍋やフライパンを載せる「五徳(ごとく)」という器具が無いんです。
だから、メチャクチャフラットで掃除がササッとできちゃいます。
そして、ガスコンロは火を使うから小さい子供には危ないんです。
よく子供と一緒に料理を作ったりするんですが、IHクッキングヒーターにしてからは火を使わないので火傷の心配もなく安心しています。
エコキュートで毎日のお湯張りがボタンひとつで簡単にできる
エコキュートがあればお風呂のお湯張りがボタンひとつで簡単にできちゃいます。
しかも、お湯の温度を細かく設定できます。
アパート暮らしのときは、水の蛇口とお湯の蛇口を交互にひねって、お湯の湯加減調整をしてました。
もちろん、細かいお湯の温度を設定することなんて不可能。
しかも、自動でお湯張りができないので、「そろそろお湯がたまったかな」とちょくちょく確認しなくてはいけませんでした。
少しでも、お湯をためていることを忘れると、お湯が垂れ流し状態で溢れていることが何回もありました。
電気料金プランはあなたのライフプランに合ったものを慎重に選んでください
オール電化住宅の場合、夜間にエコキュートが動いてお湯を作ります。
だから、基本的に夜間の電気使用単価が安く設定されています。
しかし、逆に日中の電気使用単価が高くなってしまいます。
あなたの家族構成や生活スタイルに応じて最適なプランがありますので、電気代が無駄に高くならないように慎重に設定してください。
停電のときはエコキュート内のお湯だけは使える
停電になったらオール電化住宅の場合、大変なことが起きるって思いますか?
一戸建てに引越してから、実際に1度だけ停電を体験しましたが、IHクッキングヒーターが使えないぐらいでそんな大したことは無かったです。
停電が起きるとオール電化住宅だろうが一般住宅だろうが、部屋の電気が点かないのは一緒ですね。
しかし、オール電化住宅の場合はエコキュートの貯湯タンクが完備されているので停電になったとしてもお風呂一回分ぐらいは入れちゃいます。
貯湯タンクの保温性能が高いので、停電してから12時間経っても90℃のお湯は87.5℃にしか下がりません。
都市ガス対象外地域の新築住宅にオール電化がオススメな理由
私が購入した建売住宅は都市ガスの対象地域ではありませんでした。
こちらのガス協会HPから調べることができます。
だから、お湯を沸かしたり料理をするためには2つの選択肢から選ぶしかありません。
- プロパンガスを契約する
- オール電化住宅にする
そして、私たち家族は「オール電化住宅」を選択し、非常に満足しています。
もしも、都市ガス対象地域なら無理にオール電化住宅にする必要はありません。
プロパンガスの料金は非常に高い
パナソニックの光熱費シミュレーターを使って試算してみましたが、年間で55%もの光熱費削減効果がありました。
実際に暮らしてみると、プロパンガスからオール電化に変えるだけで、55%もの削減効果はありません。
でも、一ヶ月あたり約33%削減(約8500円)の改善効果は生まれています。
光熱費 | 電気代 | ガス代 | 水道代 | 合計 |
---|---|---|---|---|
アパート | 約5,000円 | 約17,000円 | 約4,000円 | 約26,000円 |
一戸建て | 約13,000円 | 0円 | 約4,500円 | 約17,500円 |
まとめ
新築一戸建てを建てるときに都市ガスが使えない地域は多くあります。
プロパンガスに毎月高い光熱費を払うくらいなら、初期費用は掛かりますがオール電化住宅の方がトータルコストは下がります。
これからマイホームを購入する方は、是非ともオール電化住宅の選択を検討してみてください。