ローコスト住宅に実際に住んでみたら満足度は◯◯%だった?

お得なマイホームが欲しい。

安く家を建てるなら、ローコスト住宅ですよね。

でも、ローコスト住宅って住んでみるとどうなのでしょうか?

安くてお得に家を建てられる代わりに、すぐ家が壊れたら?

もしすぐにメンテナンス費用が必要になった、なんてことになったら本末転倒です。

実際住んでみている人たちの意見をまとめてみました。

満足している点は以下の5点です。

  1. 吹き抜けに窓を付けて明り取りにしたこと
  2. 予算のかけ方を自分たちでカスタマイズ出来る
  3. 街の外観と調和がとれたこと
  4. 若いうちに家を建てられたこと
  5. 家以外の部分にお金をかけられたこと

もちろんローコスト住宅に満足している人だけでなく、後悔している人もいます。

ローコスト住宅に住んでみての感想を満足と後悔の2パターンから解説していきます。

家は建った後、住んでからの方がお付き合いは長いモノです。

ローコスト住宅を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

ローコスト住宅に住んでみての満足度は半数以上が高得点

「安かろう、悪かろう」という言葉があるように、安い家というのは一見不安がいっぱいです。

すぐ壊れたら?すぐ修理が必要になったら?など、最初に不安に思う点はたくさんあります。

しかし、上記で示すグラフの通り、ローコスト住宅に住んでいる人たちは満足している人が半数以上を占めています。

80点以上と回答している人は実に6割以上、70点以上と回答している人は実に8割以上になります。

逆に50点以下を付けた人は1割もいないのです。

実際住んでいる人たちは、高得点を付けている人が多いというのが分かります。

では、どこが良くて高得点を付けているのでしょうか?

次は、高得点を付けている人たちの中から多かった満足ポイントについて解説していきます。

ローコスト住宅に住んだ人の感想

ローコスト住宅で満足していることは5つ

吹き抜けに窓を付けて明り取りにしたこと

吹き抜けリビングはローコスト住宅ではよくあるモデル住宅です。

吹き抜けリビングにすることで、天井や壁などの部材を使う量を減らすことができます。

さらに、吹き抜けにすると明り取りにもなるので、明るい空間になり、縦が高いと広い空間に感じる効果もあります。

ローコスト住宅で吹き抜けに窓をたくさん付け足すことで、さらに明り取りに使え、昼間などは電気も必要ないオシャレでローコストな空間を作ることができたようです。

通常のメーカーであれば、一つ窓を増やすだけでも値段が高くなりそうですが、ローコスト住宅では、標準の窓であれば大量発注しているので、場合によっては同じ工事でも格段に安く設計・施工出来る可能性があります。

ローコスト住宅と同じように安く家を持てる建売住宅になると、「やってみたい」「変えてほしい」には対応できません。

普通の注文住宅より安く、建売住宅よりも自分仕様に出来るのは、ローコスト住宅のメリットです。

予算のかけ方を自分たちでカスタマイズ出来る

居間を大きくとりたい、お風呂を大きくしたい、キッチンを良いものにしたい、など住む人によってやりたいこともこだわりたいことも全然変わってきます。

通常のハウスメーカーの注文住宅であれば、最初の標準装備がそもそも高めに設定されており、標準装備からさらにこだわりを増やしていくと、どんどどん金額が上がっていきます。

しかし、ローコスト住宅であれば、標準装備の時点でハウスメーカーの注文住宅よりも格段に安く設定されています。

標準装備が安くなっているおかげで、自分たちの予算を考えながら、こだわりたい部分に投資することが可能です。

必要ない部分や見えない部分は最低限にしながら、自分たちのこだわりポイントや他の人の目に見える部分はお金をかける方が合理的で気に入る家を建てられます。

予算やこだわりポイントを初めから出しておけば、満足のいく家のカスタマイズができるでしょう。

街の外観と調和がとれたこと

安く良い家に住みたいと考えた時、まずローコスト住宅と建売住宅が考えられます。

しかし、建売住宅はすでに建っている家を購入するので、場所の変更や家自体の変更が効かないデメリットがあります。

場所や家が変えられないことで1番気になるのは、街との調和がとれているかどうか、です。

建売住宅は基本的に同じような外観の家をメーカーがまとめて建てています。

ハウスメーカーごとに同じような外観の家になると、周りの街の雰囲気が和風っぽい家が多いのに、明らかに洋風な家が建っていたり、逆に洋風の雰囲気の街に和風っぽい家が建っていたり、ということもありがちです。

街の中でポツンと異質な雰囲気の家、というのは、やはり住んでいく上で心配な部分になります。

家がどんなに良くても、調和を大事にする地域性であったり、県民性であったりすると不安になることもあります。

しかしどんな場合でも、ローコスト住宅であれば、注文住宅なので、家を建てる街の雰囲気に合わせた外観で家づくりができます。

家は建てるまでがゴールではありません。

住み始めて住みやすいかも重要ですが、周りに住んでいる地域の人との交流もゼロにはできません。

調和をとるという部分でも、ローコスト住宅は建売住宅よりも満足出来ると言えるでしょう。

若いうちに家を建てられたこと

晩婚化が進んでいると言われる昨今ですが、若くして結婚したり、子どもを持っていたりする家庭も少なくありません。

若くして家族が出来ると、1番不安なのは今後の子どもにかかる費用や老後の費用です。

子どもにお金のことで苦労をかけたくない、お金のことで将来を狭めるようなことはしたくなりと思うのが親心です。

習い事や学校など子どものことで今後お金が必要な場面は多くあります。

また、老後の資金についても不安は多いでしょう。

少子高齢化が進み、年金が減ったり、年金をもらう年齢が引きあがったり、と若者が将来を不安に思うことは多いです。

しかし、若いうちに家を建てることが出来れば、ローンをいつまで払えばいいのか、どれぐらい払っていく予定なのか、というのが分かるので、未来へのシミュレーションができます。

ローコスト住宅であれば、通常のハウスメーカーの注文住宅よりも格段に安く家を建てることが出来る上に、ローンも少なくて住みます。

土地や家の税金のこともありますが、場所によってはアパートやマンションに住み続けるよりも大幅に月々の住宅関連での支払いは少なく済みます。

住宅関連での支払いが少なく済むのであれば、ローンを払いながらも将来への貯蓄が可能になります。

ある程度貯蓄をしておくことで、将来への不安感も少なくできるでしょう。

早いうちに家を持てるのは、ローコスト住宅だからこそある満足です。

家以外の部分にお金をかけられたこと

電化製品にこだわりがある、車にこだわりがある、家具にこだわりがある、など家以外についてお金をかけたいと思っている人は多くいます。

住む場所に多くお金をかけず、貯蓄としてお金を置いておきたい人もいるでしょう。

お金を別の部分にかけたい人には、ローコスト住宅はうってつけです。

すべて標準装備内であれば広さにもよりますが、1,000万円以下の家を建てることもできます。

寝る場所の確保であったり、休憩出来るスペースであったり、家自体に求めているものも人によって様々です。

住宅関連でのお金を少しでも減らしたい人にとって、ローコスト住宅は一番いい選択でしょう。

ローコスト住宅で後悔していることは5つ

子ども部屋を作らなくて後悔

1部屋を広くとる間取りや部屋数を減らすのは、家を安くするためのローコスト住宅での手段の一つです。

また、最近では子どもの勉強はリビング学習の方が良いということも言われています。

常に子どもを危険が無いように見ておくには、子ども部屋を作らないのが、便利でもあり家も安く建てられます。

しかし、子ども部屋を作らず後悔する人は割と多いです。

特に、子どもが小さいうちに家を建てた人に多く見受けられる傾向です。

子どもが小さいうちは確かに、子どもをよく見て観察しておく必要があります。

しかし、子どもも成長していきます。

小学校高学年あたりになってくると、思春期に入ったり、プライベートを意識したりする人も多くいます。

1人の時間や1人で勉強するという経験も培っていかなければいけません。

設計段階で間取りを悩んだ場合、子ども部屋は小さくても確保した方がいいでしょう。

水回りの部屋を小さくして後悔

トイレやお風呂、キッチンや洗面所を小さくして後悔している人もいます。

水回りの設備は金額でしっかりと見える部分が多いので、少しでも小さいもので安く済ませてしまおう、という人も多いと思います。

しかし、狭すぎるトイレでは閉塞感があります。

子どもが小さい場合や介護が必要になる人がいる場合も、トイレ介助をするためにトイレに2人入ることもあります。

トイレ介助が必要な場合、狭いトイレだと介助がしづらかったり、閉塞感があるとトイレをしづらく怖いと感じたりすることがあります。

また、朝風呂でリフレッシュしたり、1日の疲れをスッキリ洗い流すことができるお風呂も重要な設備になります。

キッチンについても、料理が好きな人や家族と一緒に料理を作ることが好きな人はあまりにもキッチンが小さいと不便を感じ、それがストレスになるでしょう。

家族の生活習慣を考え、広すぎず、狭すぎず、家に見合った水回り選びが必要です。

ビニールクロスの壁紙を選び後悔

1番多い後悔がビニールクロスの壁紙選びです。

ローコスト住宅を建てようと思っている人の多くは「出来る限りお金をかけたくない」と思っています。

ビニールクロスの壁紙は壁紙の中で一番安価です。

他の部分に予算を割きたい場合、壁紙は予算を削りやすい部分でもあるので、ビニールクロスの壁紙に飛びついてしまうことがあります。

しかし、ビニールクロスの小さな見本を見ただけでは、部屋一面にビニールクロスの壁紙が貼られたときにどんな壁になるのか想像がしづらいという部分もあります。

結果、家の壁の多くがビニールクロスの壁紙になると、イメージと違ったと感じる人が多いのでしょう。

また、ビニールクロスの壁紙は安価なだけあり、すぐに汚れたり、すぐに傷んだり、という意見が多くあります。

壁紙を安価にするのはいいですが、もしビニールクロスの壁紙を使いたい場合は、あまり傷がつかなさそうな部屋や傷がついても分かりづらい場所に使うことをオススメします。

コンセントの数を減らして後悔

コンセントの数を決める際に、1つコンセントを付けることでいくらかかる、という提示をされることが多いです。

コンセントの数を提示された際に、タコ足配線や延長コードなど様々な解決方法があると考えてしまい、結果的にコンセントの数を少なくしたまま家を建てて後悔する人も多いようです。

しかし、実際住み始めるとコンセントが少ないことで起きる不都合は意外とあります。

充電器を差したいと思っても遠かったり、キッチン回りでコンセントを使うことも割とあったり、置く予定じゃない場所にテレビ配線や電話配線が必要になったり、など住み始めて生活が変わるうえで後々必要になるコンセントもあります。

また、タコ足配線は火事の原因になるので、常にタコ足配線のままにしておくのはあまりお勧めできません。

さらに、延長コードですが、掃除の邪魔になったり、足元で引っかかったりすることが増えて危険です。

窓枠に這わせて延長コード付けるのも、家の中の見映えが悪くなるので、やめておいた方がいいでしょう。

今までの設備や壁紙などは不満に思えば、後々リフォームで変えることが可能ですが、コンセントだけは基礎工事の際に作る重要な部分なので、リフォームで変えるとなると金額も高くなり、場所によっては難しいことがあります。

あとからコンセントを増やせない、困る!とならないように、住んだイメージをしながら間取り図を見てコンセントの場所をきちんと考えましょう。

予算オーバーしてしまって後悔

良いランクの物を見て、低いランクの物を見ると、やはり良いランクの物の良さが際立ってしまいます。

良いランクの物がよくなってしまうと、どんどんと価格が高くなり、最終的には予算をオーバーしてしまうということは往々にしてあるようです。

予算をオーバーしてしまうと、本来他の物に仕えていた金額を削ることになるので、本当に欲しかった物が変えなかったり、欲しかった物のランクが下がったりします。

家の中で何が一番予算をかけたいか、予算をそれほど割かなくてもいいのか、をきちんと設備や間取りを決める前に考えておきましょう。

予算を使わなさ過ぎて不満だらけの家もダメですが、予算をオーバーしすぎて無駄に豪華な家も後々後悔することになるので要注意です。

まとめ

すでにローコスト住宅に住んでいる人たちから、満足な点、後悔する点を聞けるというのは、まだ家を建てていない人にとっては1番いい助言ですね。

ローコスト住宅に住んでみて後悔する人が意外と少ないというのも、驚きです。

やはり、自分で選べる注文住宅で、なおかつ自分で予算をカットしたい部分も選べるというローコスト住宅は人気なようです。

自分に何が必要か、生活習慣で何が欲しいと感じるのか、ポイントをきちんと押さえておけば、ローコスト住宅はお得で素敵な家になります。

まだ自分に何が必要なのか、欲しいと感じているのか分からない人は、まず色々なメーカーの資料請求をしてみましょう。

色んなハウスメーカーの標準装備から、自分にぴったりのメーカーを探してみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です