このようにお悩みのご家庭は、少なくないでしょう。
安く見られないように、工夫すればするほど・・・予算が膨らんでいきます。
「どうすれば、ローコストで家をおしゃれに見せることが出来るの?」
と、頭を抱えているあなたに、ローコストでもおしゃれに見える家の特徴4つをご紹介します。
ぜひとも参考にしてみてください!
- ローコスト住宅を、こだわりの注文住宅に見せるためのポイントとは?
- 外構によって、家のイメージをおしゃれにできる!
この記事の目次
おしゃれに見える家の特徴は4つ
オリジナリティある外観の家は、おしゃれだと思いませんか?
「おしゃれ」の感じ方は人それぞれですが、
このような方に向けて、家づくりアイデアの一例をご紹介します。
ありふれたローコスト住宅を脱するためのポイント4つを見てみましょう。
外壁に異素材を取り入れる
おしゃれな家の外壁には、2種類程度の材料が使われていることがよくあります。
具体的には、ガルバリウム鋼板と天然木、サイディングと天然木などです。
ポイントは、ローコストな材料に天然木を組み合わせることです。
風合いに味がある天然木を外壁に取り入れると、ワンランク上の家に見せやすくなるでしょう。
大半の面積をガルバリウム鋼板などにして、玄関回りを天然木にするとバランスよく見せやすいようです。
天然木に見せかけるサイディングを採用した家も多いですが、サイディングには注意点もあります。
- あくまでも「風」である
- サイディングは劣化する
一見、本物の木のように見えるものもたくさんありますが、サイディングは本物の木ではありません。
本物のようで実はフェイク、というものに抵抗のある方には天然木がおすすめです。
サンディングは、ずっと変化せずきれいなままというのが、一般的なイメージでしょう。
しかし劣化は必ずします。
一方天然木は劣化ではなく、経年変化をします。
年月が経ってもおしゃれな風合いを感じやすいのは天然木、という考え方もありますね。
屋根材はガルバリウム鋼板を採用する
ガルバリウム鋼板を屋根材に選ぶと、ローコスト住宅をおしゃれに見せやすくなります。
- スレート(屋根材)より耐用年数が長い
- 軽いため震災時に安全性が高い
- 防火性が高い
ちなみに、ローコスト住宅で普及率が高い屋根材は、スレートです。
スレートを選べば無難ではありますが、ありふれたローコストになってしまうことは避けられません。
屋根は見る機会が少ないように思えますが、家から少し離れると意外と見えます。
そのため屋根材は、少なからず家の印象に影響します。
スタイリッシュに見える材料を選びたいものですね。
玄関ドアをアパート用に変更する
玄関ドアをアパート用にするのは、ローコストかつおしゃれな家づくりの裏技的な方法です。
- 一般住宅用の玄関ドアより半額以上安いドアがある
- テンキーシステムのドアがある
- 簡易ポストがついているドアがある
- モダンなデザインのドアがある
テンキーシステムとは、暗証番号でドアの開け閉めをするシステムです。
鍵を持ち歩かなくて済むのは助かりますね。
高価な玄関ドアのシステムキーでもキーレスはできますが、アパート用玄関ドアならローコストです。
このようにアパート用玄関ドアは、多機能なものを選べる特徴があります。
鮮やかな赤の玄関ドアを選んで、家のワンポイントにするのもおすすめですよ。
家はシンプルな形に変更する
家の形がシンプルだと、モダンでおしゃれな外観にしやすいのでおすすめです。
- 屋根の形が切妻屋根や片流れ屋根
- 家の外壁に凹凸が少ない
さらに好都合なことに、シンプルな家はローコストにしやすい特徴もあります。
屋根や外壁の形が複雑だと、材料や職人の手間が増えるため費用がかさんでしまいます。
少ない材料で建てられるシンプルな家は、ローコストにしやすいのです。
そう思わせないために、あえて徹底的にシンプルな形にするのも1つの方法です。
徹底的にシンプルなら、モダンなデザインを狙った印象になるのではないでしょうか。
ローコスト住宅の外構の特徴
- オープン外構
- セミクローズ外構
- クローズ外構
ローコスト住宅に多く採用されるのは、オープン外構です。
オープン外構とは、門扉のない開放的な外構のことです。
つくりによっては、ドアを開けると道路から家の中が見えることもあるでしょう。
オープン外構には門扉はありませんが、道路と敷地の境目や、玄関前に門柱を立てるのが一般的です。
そこにポストや表札を付けます。
門柱は、オリジナリティを表現するポイントとなるでしょう。
さらに門柱の近くや玄関先に、シンボルツリーを植える家が多いようです。
- まったく手入れをしなくてよい
- 葉が少ないので掃除は基本的に不要
- 年に一度咲く、白い花が散るときだけ掃除が必要なこともある
このように、アオダモはガーデニングが苦手な方にもおすすめの、シンプルなシンボルツリーです。
家のおしゃれは外構次第
外構の印象は、家そのものの印象に大きく影響します。
家が少々安っぽくても、外構がおしゃれなら家の印象をおしゃれにできるかもしれません。
家にかけるコストを少なくして、その分、外構に使うのも1つの選択肢です。
しかし実際に暮らすのは家なので、室内の快適性を損なうような節約をすることは避けましょう。
ローコストにおしゃれな外構を作ることがポイントです。
あれこれ造作にこだわるより、少しの照明にこだわると、比較的安くおしゃれにできます。
外構の照明計画にこだわること、夕景がとてもおしゃれになるのでおすすめですよ。
外構工事を別業者にする
外構工事は、家を建てる業者と別業者に依頼することもできます。
そのことを知らずに、流れで外構もハウスメーカーに依頼するのは、少しもったいないかもしれません。
別業者を選ぶメリット
外構を別業者に依頼することにはメリットがあるので、ご紹介します。
もしかしたら、コストカットしつつおしゃれな外構が作れるかもしれません。
好みの外構業者を選べる
別業者に外構工事を依頼できれば、好みの施工をする業者を選ぶことができます。
このような場合でも、自由に外構工事の業者を選べたら解決しますよね。
しかしハウスメーカーによっては、外構まで同じメーカーで施工することを条件にしていることもあります。
期待はずれな結果にならないよう、早めにご確認ください。
ハウスメーカーより安くなるかもしれない
外構工事を別業者に依頼すると、施工費用を節約できることがあります。
ハウスメーカーが別業者に外構工事を任せているなら、中間手数料が上乗せされるためです。
別業者をご自身で見つけて依頼する場合、直接業者とやり取りできるので余分な手数料を節約できます。
しかし、ハウスメーカーが外構工事を受注している場合は、別業者に依頼した方が安くなるとは限りません。
ハウスメーカーがどのような形態で工事しているかを確認しましょう。
別業者を選ぶデメリット
外構業者をご自身で見つけて依頼することには、デメリットもあります。
事前にしっかり確認して、後悔のない選択をしてくださいね。
テイストがちぐはぐになるかもしれない
選ぶ外構業者次第で、外構と家の雰囲気がちぐはぐになってしまうかもしれません。
できるだけ家と同じ雰囲気の施工をしてくれそうな業者を選ぶ必要があります。
また、テイストは同じでも、微妙な違いが出て違和感を感じることも考えられます。
例えば、家に使ったタイルと外構のタイルが、似ているけど微妙に違う…
といった違和感です。
品番をそろえてくれるなど、配慮をしてくれる業者を選ぶのがおすすめです。
資金を住宅ローンに組み込めないかもしれない
金融業者によっては、外構を別業者に依頼する場合、住宅ローンに組み込めないことがあります。
外構工事は、いちばん安く済むとされるオープン外構でも100万円を超えるのが一般的です。
住宅ローンに組み込めない場合は、その金額を現金で用意するか、別ローンを組まなくてはならなくなります。
住宅ローンは金利が安く設定されている有利なローンです。
その住宅ローンに組み込めない可能性があることは、外構を別業者にすることのデメリットといえますね。
我が家の外構事情
我が家が4年前に家を建てたとき、外構工事をハウスメーカーとは別の業者に依頼しました。
そのとき感じたメリットとデメリットをご紹介します。
別業者にしたメリット
- ハウスメーカーの提案以上に、家にマッチした外構にできた
- 家が完成してから外構工事をしたので、より家にマッチさせやすかった
別業者にしたデメリット
- 家に住み始めてからの外構工事だったので、生活しにくい期間があった
- 家の打ち合わせとは別に、外構業者との打ち合わせにも時間がかかった
この中でとくに印象に残っているのが、生活しながらの外構工事が不便だった点です。
我が家はカーテンがそろうのも遅かったので、家の中が見える状態で外構工事をお願いすることになってしまいました。
職人の方々と我が家、どちらにとってもやりにくい期間でした。
これは別業者に外構工事を依頼したことの、デメリットといえます。
ローコスト住宅をおしゃれにする注意点
- 外観より家の性能を優先させる
- 外観のおしゃれはポイントを絞る
外観をおしゃれにするために、家の性能にかかわる部分のコストを節約しすぎるのはおすすめできません。
高気密・高断熱といった、室内環境を快適に保つための材料は高品質にしましょう。
その方が、結果的にお得な家づくりができます。
理由は、メンテンナンス費用や光熱費の節約につながるためです。
ローコスト住宅の外観がおしゃれになると、満足度の高い家づくりができるでしょう。
しかし、その家で快適な暮らしができないのでは残念ですよね。
外観はこだわるポイントを絞って、効率よくおしゃれに見せるのがおすすめです。
まとめ
ローコスト住宅でも、アイデア次第でおしゃれな家を建てることはできます。
費用をかければおしゃれな家になる、というわけではないのです。
たくさんの人におしゃれだと思われる外観もよいですが、ご自身が満足できる「おしゃれ」を見つけることも大切です。
「おしゃれ」の感じ方は人それぞれなので、ご家庭で納得のできる家づくりを楽しんでくださいね。